ガボン共和国 ランバレネ零細漁民センター整備計画(零細漁業振興施設+浮桟橋)
<国の紹介> ガボン共和国(Gabonese Republic)−中部アフリカ−
1.面積/267,667平方キロメートル(日本の約3分の2)
2.人口/147万人(2009年、世銀)
3.首都/リーブルビル(Libreville)
4.人種/バンツー系、ファン系
5.言語/仏語(公用語)
6.宗教/キリスト教、伝統的宗教、イスラム教(1%)
(※
外務省HPより:2011年7月現在)
→JICA「国別取り組み」のページへ
<プロジェクトの紹介>
ガボンは中部アフリカ西岸のギニア湾奥部、赤道直下にある国で、北は赤道ギニアとカメルーン、南と東はコンゴと国境を接しており、中部アフリカの産油国でもあります。
ランバレネはガボンの中西部の町で、首都リーブルヴィルから南東約150km、ギニア湾に注ぐオゴウエ川の中州に位置します。
アルベルト・シュバイツァー博士が医療・伝道に生涯を捧げた町として知られており、1913年にシュバイツアーが建てた診療所は、彼の没後も存続し、現在ではガボンを代表する病院になっています。
ランバレネのオゴウエ川は国内最大の内水面漁業の漁場ですが、雨季と乾季で水量の変動が大きく、それに伴い魚の生産量も激しく変動します。ランバレネには水揚げした魚を保存する施設がなかったため、盛漁期には魚が売残って破棄せざるを得ない状況である一方で、閑漁期には魚が不足していました。
魚の保蔵施設や水揚げ場、製氷機、販売場所などを含むランバレネ零細漁業センターの建設を行ったことで、余剰魚の減少と、取引される魚の衛生と品質の改善を実現させました。
プロジェクト写真
概要
サイト所在地 |
ガボン共和国(中央アフリカ圏)中部オゴウエ州 ランバレネ市 |
完工年 |
2005年 9月 |
施工会社 |
東亜建設工業株式会社 国際事業部 |
施設概要 |
<土木>
岸壁整備(鋼矢板式、85m×30m)
水揚用浮桟橋(鋼製、4m×60m)
<建築>
魚市場施設(RC造・平屋、532u)
−荷捌所、販売スペース、製氷/保蔵施設、ロッカー、技術要員室、作業員室、販売事務室 等
管理事務所棟(325u)、修理棟(33u)、公衆便所、守衛所、駐車場整備 等
<機材>
水揚機材(魚函、保冷箱、販売台 他)、漁船修理機材(一式)、事務用機材(一式)、安全機材(一式) |
その他 |
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